省エネ・創エネ.com Produced by Hasegawa Electric Industries.

column

コラム

創エネ・再エネ
太陽光導入事例紹介-株式会社リンコーコーポレーション様

このたび、弊社で太陽光発電設備を設置させていただきました、株式会社リンコーコーポレーション様の導入事例をご紹介いたします。

1.工事概要

お客様名株式会社リンコーコーポレーション
お客様の業種倉庫・物流関連業
所在地新潟県北蒲原郡聖籠町
設置場所倉庫屋根上
プラン自家消費型
設置パネル容量13.0kW
年間発電量(見込)12,660.6kWh
CO2削減量(見込)5.8t
導入時期2025年3月

2.導入の背景

近年、倉庫業界においても脱炭素への意識が高まっております。
株式会社リンコーコーポレーション様では、2022年12月に国土交通省の「みなとSDGs
パートナー登録制度」に登録され、「環境負荷の少ない施設・設備への更新」という重点目標を掲げられました。

その目標の達成に向けた取り組みの一環として、倉庫屋根上に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの活用を進めることを計画されました。

3.導入設備(太陽光小型パッケージ+フォークリフト導入による補助制度活用)

当初、倉庫屋根全面に太陽光パネル設置を設置し余剰電力の売電を行うモデルや、屋根半分のみのパネル設置など複数のプランを比較・検討されておりました。
そのような様々な検討を進める中で、県内港の脱炭素化を推進するための補助制度「新潟県カーボンニュートラルポート形成推進事業」に参画し、補助を受けながら港湾業務における脱炭素化運用実証実験に取り組む案が出てきました。
この事業に参画し補助制度を活用するためには、再エネである「太陽光発電設備」とそれを電源として用いた「港湾荷役機械の整備」を行うことが条件となります。

同社では、太陽光で発電した電力で事務所及び倉庫内の電力を賄うとともに、「港湾荷役機械の整備」として導入された電動フォークリフトも充電することとしました。

これに合わせ、弊社からは太陽光で発電した電力を無駄なく利用できる弊社設計の「小型太陽光パッケージ」をご提案させていただきました。

この「小型太陽光パッケージ」は、パネル容量が13.0kW、パワーコンディショナー容量が9.9kWの低容量仕様となっております。
パワーコンディショナーの容量を10kW未満にすることにより、使用前自己確認や年2回の定期点検が義務化されませんので、ランニングコストを大幅に抑えることができます。

.新潟港湾脱炭素実証見学会の様子

2025年3月21日には、㈱リンコーコーポレーション 東港支社様において新潟県交通政策局 港湾振興課の主催による「新潟港湾脱炭素化実証見学会」が開催されました。当日は、新潟市役所、北陸地方整備局、新潟海上保安部の方々と共に、弊社も施工会社として参加いたしました。
見学会では、新潟港湾脱炭素化実証の取組事例として㈱リンコーコーポレーション様の「太陽光発電設備」と「電動フォークリフト」の導入が紹介されました。
また、その他の補助制度の説明、港湾地域における更なる脱炭素の推進や電動荷役機械の本船作業投入など今後の施策についてもお話がありました。

その後倉庫に移動し、事例で紹介されました太陽光発電設備および電動フォークリフトが、稼働する様子を視察しました。

当社からは、施工した太陽光発電設備やフォークリフトの充電設備についてご紹介を行い、実際に太陽光発電設備で発電した電力で事務所及び倉庫内の消費電力のうち、どれだけを賄っているか(見学時約93%)をご説明いたしました。

このような実証実験やモデル事業を通じて業種を問わず、新潟県内における脱炭素化の活動が、今後さらに加速することが期待されます。

弊社では、今後も太陽光発電設備をはじめとした省エネ・創エネのご提案を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
引き続き、導入事例を定期的にご紹介してまいりますので、ぜひご覧いただき今後の導入する際のご参考にしていただけたら思っております。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

一覧ページへ戻る