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この度、弊社で太陽光発電設備を設置させていただきました、マルタスギヨ株式会社様の導入事例をご紹介させていただきます。設置場所は、新潟県新潟市北区にある同社本社工場となります。今回、生産本部施設管理課課長の増井様にお話しをお伺いしました。
1.工事概要
マルタスギヨ株式会社 本社工場様
お客様の業種 | 食品製造業 |
所在地 | 新潟県新潟市北区 |
設置場所 | 工場の屋根上 |
プラン | オンサイト自家消費型PPA |
設置パネル容量 | 130.1kW |
パネルメーカー | リープトンエナジー |
投年間発電量(見込) | 135,180.0kWh |
CO2年間削減量(見込) | 62.0t |

(本社工場に設置した太陽光パネルの様子)
2.施工のポイント
長期間使用する太陽光発電設備の施工にあたり、設置屋根の老朽化が進んでいたため塗装の必要性があり、増井課長自ら9日間かけ、屋根塗装を行い工事に向けた事前準備を行っていただきました。
工事については、塩害対策を十分に行うため、機器類は全て耐塩仕様のものにしました。パネル端部からトランス、キュービクルまでの配線工事において、外部からの損傷を防止するため、全面を覆うダクト状のケーブルラックを採用し、配線類を収納することで屋外での長期間の使用でも耐えられるようにしました。
今回、マルタスギヨ株式会社様からはPPA契約での運用をご希望されておりましたので弊社と地元PPA業者がタッグを組み“地元チーム”として同社の太陽光発電設備導入事業をサポートさせていただきました。
また、採用するパネルは事前にご要望いただいていた国内メーカー(リープトンエナジー社)を採用することで施主様のご要望を最大限に反映し、安心できる設計と安全な施工を第一に実施させていただきました。
3.お客様の声
生産本部 施設管理課 増井課長様にインタビューさせていただきました。

Q.マルタスギヨ株式会社様で太陽光発電設備を導入された経緯を教えてください
弊社はエネルギー使用量が年間で1500㎘以上消費する特定事業者※1のため、エネルギー管理企画推進者を選任し、毎年のエネルギー使用量の使用報告を行わなければなりません。
国から5年間平均で1%の削減目標が設定され、未達となった場合は改善策の提出を求められることから、省エネ化への取り組みに着手しました。
これまで約10年間省エネへ向けて施設内において様々な取り組み行ってきました。
照明設備のLED化や高効率空調の導入、電力効率の良い自販機の設置等、色々な方の協力を得ながら創意工夫を行ってきましたが、省エネだけでは限界を感じ、太陽光発電設備で「電気を創(つく)って使う」ことに踏み切りました。
※1省エネ法において、事業全体のエネルギー使用量(原油換算値)が合計して1,500kl/年度以上の事業者で、エネルギー使用量を国に届け出て指定を受けた者
Q.今回長谷川電気工業所を選んでいただいたきっかけは何ですか?
導入に際しては、複数社から提案をいただいておりましたが、技術力の高さと地元企業ならではのフォロー体制やメンテナンス対応など設備導入後のバックアップが充実していること、そしてなにより親身になって相談に乗っていただいたことが大きかったです。
また、80年という長年の施工管理の実績があることから、安心してお任せできる長谷川電気工業所の提案を選びました。
Q.長谷川電気工業所で太陽光発電設備を導入してどうでしたか?
同施設は、海から近い位置にあり塩害対策が重要でしたが、太陽光パネル端部からキュービクルへの配線について全面を覆うダクト状のケーブルラックを使用していただき、細かなところにまで注意をしていただき、塩害対策をしていただいたことに私自身すごく感銘を受けております。
それに加え、安全対策の点です。屋根上での作業のため、落下防止による安全対策のロープ張り、パネルや部材を屋根の上に載せる際に、建物の耐荷重に細心の注意を払いながら作業を進めて頂いたところを垣間見て信用できる施工会社であると感じました。
また、太陽光発電設備を導入したことで電力会社との契約電力を大幅に見直すことが出来ました。今年は、昨年より気温が高く空調の稼働率も高くなっておりますが、それでも契約電力を見直すことができました。施設内の設定温度などからもパネル設置による屋根の遮熱効果も感じております。
弊社の取組がWEBをはじめとする媒体に取り上げられたこともあり、社内外問わずいろいろな方からお問い合わせをいただくことが増えました。
Q.今後はどのような取り組みをお考えでしょうか?
これからも引き続き、定期的に空調設備の入れ替えや照明機器の自動化等省エネ化に取り組む予定です。
また、弊社では新社屋建設の計画も予定しておりますが、その際にも太陽光発電設備の導入を進めたいと考えておりますし、既存の太陽光発電設備で削減したCO2のJクレジット化についても長谷川電気工業所とタッグを組んで進めて行きたいです。
増井課長様、インタビューへのご協力ありがとうございました。
弊社では、引き続き太陽光発電設備を始めとした省エネ・創エネに取り組んでまいります。これからも定期的に導入事例をご紹介させていただきますので、ご一読いただければと存じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。