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コラム

脱炭素
RE100を実現するために企業ができること

RE100は「Renewable Energy100」の略で、事業活動により、使用される電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標として創設されたプロジェクトです。

RE100は現在、アップル、マイクロソフト等世界の大手企業、ソニー、イオン、大和ハウス工業などの日本企業が加入しており、2020年10月時点の加入企業数は全世界で255社、うち日本企業は40社となっており、現在も増加しております。

欧州では投資会社から化石燃料を使用している企業を投資対象から外すという発表がありニュースになりました。また、アップルは部材の仕入れ先に対して再生可能エネルギーの導入を呼び掛けており、再生可能エネルギーに力を入れている企業と優先的に取引をすると発表しています。

このようなRE100に向けた動きは今後ますます活発化していくと考えられます。

さらに顧客である一般消費者も、環境への負荷ができるだけ少ないエネルギーを好むようになってきており、社会的責任を負って運営している企業が選ばれる時代になってきていると言えます。

RE100のような活動は「大企業がやること」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そんなことはありません。先ほどのアップルのサプライチェーンの例にあるように、中小企業にとっても今後の存続に関わる重要な問題になってきています。

では、企業が再生可能エネルギーの導入を行うためにはどうすればよいのでしょうか?

その手段は6つあり、次の通りです。

①自社が保有する発電設備による電気を使う

②自社の敷地内に設置した他社が保有する発電設備からの電気を買う

③自社の敷地外にある自社が保有する設備からの電気を専用の電線を使って買う

④自社の敷地外にある自社保有の発電設備から系統経由で電気を買う

⑤電力小売業から再エネ100%の電力プランで電気を買う

⑥再エネ電力証書の購入(非化石証書など)

①は自社で発電(電気を作る)することになるため、電気代削減等の効果も図れます。一方で、②~⑥は、電気または証書を買うことになるため、場合によってはコスト削減とならない場合もあります。

弊社では、①の「自家消費型太陽光発電」をお勧めしております。

電気代は今後さらに高くなることが予想されます。自社の屋根上で発電できれば、RE100を推進し、かつ電気代を削減するというダブルの効果も得られるので、一度検討してみてはいかがでしょうか?

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