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自家消費型太陽光発電で設置できる屋根の種類と注意点について解説!

今回は自家消費型太陽光発電設備を設置することができる屋根の種類と、それぞれの注意点についてご紹介いたします。
工場や事業所、住宅などに設置を検討されている皆様の情報収集にお使いいただけますと幸いです。

1.屋根の種類

太陽光発電は屋根の形や材質によって設置するためのコストや発電量が変化します。
一般的な建物の屋根の形状は大きく5つの種類に分類することができます。

1)切妻屋根

切妻屋根とは2枚の長方形を重ね合わせることで2つの方向に傾斜がある屋根のことです。
側面から見ると「への字」型になっており三角形に見えることから「三角屋根」と呼ばれることもあります。
雨や雪に強い形状であるため、日本でも多くの建物で採用されています。

屋根面積が広いことからサイズの大きい太陽光パネルを設置できることが特徴です。

屋根の向いている方角によって両面に設置する場合と片面に設置される場合の2つのパターンがあります。
屋根が南北を向いている場合は南側のみにパネルを設置しても発電効率が高くなります。
東西を向いている場合は両面にパネルを設置することによって十分な発電が可能です。

2)片流れ屋根

片流れ屋根は1枚の長方形でできており、片側に傾いている屋根のことです。
屋根面積が広く傾斜もあるためパネルを設置しやすく、高い発電量を確保することができます。
しかし屋根が傾いている方角によっては十分な日射量を確保しにくいため、発電量が少なくなる可能性もあるというデメリットもあります。

3)寄棟屋根

寄棟屋根は4つの方向に傾斜がある屋根の形となっています。
メリットとしては屋根が4面あるため、どの方角にも対応することができます。
つまり一番発電効率がいい方角の面に設置することができるのです。
一方で1面あたりの面積が狭いため、パネルを設置できる量が限られてしまうというデメリットもあります。
三角形の形をしたパネルを採用することによって発電量を上げるなどの工夫が必要になります。

4)方角屋根

方角屋根も寄棟屋根と同様に4つの傾斜がある形となっています。
メリット・デメリットも同様で、全ての方角に対応できるものの一面あたりの面積が狭いことから十分な発電量を確保できない可能性もあります。

5)陸屋根

陸屋根は屋根に傾斜がなく、平らな屋根となっています。
そのため特殊な架台を設置して太陽光パネルに傾斜をつくる必要があります。
架台を設置することによって最も発電効率がいい方角に向けてパネルを設置することができます。

一方で架台を設置するための費用が必要になるため、他の屋根よりも少し割高になることや、設置の際に屋根に穴を開けることから定期的な防水処理の必要性があることも考慮する必要があります。

2.屋根の材質

オフィスや工場、倉庫の屋根の材質は大きく3つに分類することができます。

1)スレート

スレートは粘板岩などを薄くした建築材のことです。
スレート屋根は「施工性が高く比較的安価」、「軽量であるため比較的耐荷重を気にする必要がない」という特徴があります。

工場などで採用される波形のスレート屋根であればカバー工法と呼ばれるものを採用し既存の屋根の上に新しい屋根材を葺くことによって太陽光パネルを設置することができます。

注意点として、定期メンテナンスでは太陽光パネルを取り外す必要があります。
スレート屋根は経年劣化によって10〜15年毎に塗装する必要があります。
塗り直す際に太陽光パネルを取り外す必要があるため別途工事費用が必要になります。

2)折半屋根

折半屋根は金属板を折り曲げて加工した屋根材です。
主にガルバリウム鋼板が使われており、折半屋根は工場などで採用されています。

ガルバリウム鋼板の特徴は以下の5つです。
①軽い
②耐久性が高い
③安価
④デザイン性が高い
⑤耐用年数が長い

折半屋根に太陽光パネルを設置する際、「雨漏りが起きにくい」「施工価格が安価」といった特徴があります。

ガルバリウム鋼板の折半屋根に太陽光パネルを設置する際、屋根に穴を開けないキャッチ工法というものを採用します。
そのため太陽光パネルを設置しても雨漏りの心配が少ないというメリットがあるのです。

3)瓦棒

瓦棒は一般的にトタン屋根とも呼ばれている金属系の屋根材で施工されるものです。
最近はトタンよりも劣化しにくいガルバリウム鋼板が使用されることも多いです。

瓦棒は「施工がシンプル」「緩勾配の屋根に採用できる」といった特徴があります。

太陽光パネルを設置する際に「瓦棒葺き」「立平葺き」「縦ハゼ葺き」といった工法を用いますが、いずれも屋根に穴を開けないので雨漏りが起きにくいというメリットがあります。

3.まとめ

ここ数年、電気代高騰が社会問題となっています。
電気代高騰の原因であるロシアとウクライナによる国際情勢も未だ解決の糸口が見えないことから、今後も電気代は数年前と比べると高い水準にあることが考えられます。

太陽光発電設備を導入することで中長期的に電気代を削減することができます。
これまではFIT制度を活用してつくった電気を売電することで経済的メリットを得る手法が主流でした。

しかし、近年は売電価格が定価した影響もあり、つくった電気を自社で活用することで電力会社から購入する電気の量を減らして電気代削減を行う、自家消費型太陽光発電が多くの企業で取り入れられています。
停電時には、非常用電源として活用することも可能なので、BCP対策としても有効です。

補助金や優遇税制を活用すれば、お得に太陽光発電設備を導入することも可能です。

詳しい削減効果を知りたい方は一度お問い合わせ下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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