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今回は、弊社が施工を担当いたしました、新潟県胎内市にて自動車部品の製造を手がけるマルイ工業株式会社様の太陽光発電設備導入事例をご紹介いたします。執行役員の小湊様にお話を伺いました。
1.工事概要
マルイ工業株式会社 中条工場様
| お客様の業種 | 製造業 |
| 所在地 | 新潟県胎内市 |
| 設置場所 | 工場の屋根上 |
| プラン | 自家消費型 |
| 設置パネル容量 | 204.5kW |
| 投年間発電量(見込) | 204,526.0kWh |
| CO2年間削減量(見込) | 79.8t |

2.施工のポイント
・機器類保護による鉄骨製上屋の設置
今回、パワーコンディショナーやトランスを設置する場所について当初予定していた電気室内への設置が困難になったことから、屋外で設置することになりました。
屋外に設置する場合、冬は積雪の影響があるため、機器類保護の観点から鉄骨製の上屋を新たに設置し、機器の故障や劣化のリスクを抑え、長期間にわたり安定した運用ができる環境を整えました。

機器類保護のため新設した鉄骨製上屋
・屋根上の避雷導体について
太陽光パネルを設置する際、パネルの高さが既存の避雷導体よりも高くなることが判明しました。このままでは、太陽光パネル全体が避雷の保護範囲外となり、落雷の影響を直接受ける可能性があります。
そこで、太陽光パネル全体が避雷範囲内に収まるよう、避雷導体を嵩上げする対策を行ないました。これにより、落雷による機器の損傷や発電停止といったリスクを低減し、安全性を確保しています。
・雨水対策について
太陽光パネル同士をつなぐ渡り配線ケーブルを屋根面に接触したままにしてしまうと、雨水や融雪水がコネクタ部分に溜まり、そこから浸水する恐れがあります。その結果内部に水分が侵入し、ケーブルの劣化やショート、場合によっては発電停止や火災につながる恐れがあります。
こうしたトラブルを未然に防ぐため、今回はケーブルが屋根面に接触したり水が溜まったりしないよう、支持方法や配線ルートに細心の注意を払いながら施工を行いました。
見えにくい部分ではありますが、設備を安全に長く使い続けるためには重要な対策です。
3.お客様の声
自動車業界全体で脱炭素化が加速する中、自動車部品の製造を手がけるマルイ工業株式会社様では、約5年前から太陽光発電設備の導入を検討されていました。ここ数年は、生産設備の更新や機械台数の増加に伴い、工場全体の電力使用量が増加。さらに電力単価の上昇も重なったことで、電気代の削減と脱炭素対応を同時に進める必要性を強く感じていたといいます。
今回、こうした背景のもと太陽光発電設備の導入を決断されたマルイ工業株式会社様にお伺いし、執行役員の小湊様にお話をお聞きしました。
Q.マルイ工業株式会社様で太陽光発電設備を導入された経緯を教えてください
脱炭素化は、日本の産業全体で避けて通れない大きな流れです。特に自動車業界では、環境対応が取引条件の一部として求められるケースも増えており、対応を進めなければ新規案件の獲得が難しくなる可能性を感じていました。また、価格競争が激しい自動車部品業界では、従来のコスト削減だけでは限界があるという課題もありました。
これからは、CO₂削減に取り組む環境下で製造していること自体が製品の付加価値になると考えています。太陽光発電設備の導入は、その第一歩として位置づけています。
Q.今回、長谷川電気工業所を選んでいただいた理由を教えてください
長谷川電気の長年にわたる電気工事の実績と、弊社の現場をよく理解していただいていることが選定理由です。工場内の電気設備や運用方法について一から説明する手間がなくスムーズに話を進めることができ、安心感があることが決め手となりました。
また、工場の稼働を止めないことを前提に工程を組んでいただけたことも非常に助かりました。
Q.太陽光発電設備を導入して、社内ではどのような変化がありましたか
新しい設備の導入を検討する際、従業員がこれまで以上に消費電力や省エネ性能を意識して選ぶようになったと感じています。節電やエネルギー管理に対する意識が社内全体で高まり、エネルギーに対する考え方が良い方向に変化してきていると思います。
Q.今後の取り組みについて教えてください
今後は、事業規模や設備計画に応じて、太陽光発電設備の増設も視野に入れながら脱炭素化をさらに進めていく方針です。設備が増えれば電力使用量も比例して増加しますので、それに合わせて太陽光パネルの枚数を増やし、継続的に電気代削減に取り組んでいきたいと考えています。
小湊様、インタビューへのご協力ありがとうございました。
今回の事例は、「まず現在の規模に合わせ、将来の増設にも対応できるかたちで導入する」という製造業の現場に即した考え方が反映されています。
弊社では、引き続き太陽光発電設備を始めとした省エネ・創エネに取り組んでまいります。これからも定期的に導入事例をご紹介させていただきますので、ご一読いただければと存じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。